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2016年1月12日火曜日

那覇市・MARUTAMA SOBA・玉ちゃんそば

なはし まるたまそば の たまちゃんそば ■ MARUTAMA SOBA ■

 「玉ちゃんそば」
 500円

 価格の満足度:★★★★☆
 麺の満足度 :★★★★★
 ダシの満足度:☆☆☆☆☆
 総合    :★★☆☆☆

 半年ぶりに、そば紀行で沖縄を訪問しましたが、歩きつくした感のあるこのエリアに、新規開店のそば屋があると知ったからには、放っておけません。午後1時過ぎに空港からホテルに向かって荷物を預けたあと、ただちに出動です。事前に地図は調べておいたのに西消防署通りと波乃上宮へ向かう久米大通りを勘違いして、数分のロスタイムはありましたが、住宅街の中にその新しいそば屋『MARUTAMA SOBA』がありました。

まるたまそば ビリケンさんが ちんざしています 事前リサーチで、お店とオーナーを紹介したブログ記事を見つけましたが、その記事によれば、店内は1960年代のオールデイズを意識した内装とのことなのですが、いまひとつピンと来ません。外装はそば屋というよりも喫茶店かカフェという感じ。営業中のドア看板は、なぜかイタリア国旗の三色。玄関を入るとすぐ横にビリケンさんが鎮座していて、大阪・新世界のコテコテ感が似合いそうなお店、かもしれません。

 店内は、厨房向きのカウンター5席、壁向きカウンター5席くらい、小上りの畳敷きに、長めの折りたたみテーブル2卓、フロアに丸テーブルと角テーブルが1卓ずつという、どことなく寄せ集め感が漂います。まあこれもオールデイズ的といえば、そうなのかも。

まるたまそば かべに はられた メニュー カウンター席に座りましたが、食券を購入するシステムではなく、テーブルメニューもないので、振り返って壁向きカウンターの前の壁に貼られているメニュー札を見ることになります。それによれば、このお店はそば屋というよりも、食堂と呼ぶ方が実際の姿に近そうです。そばは『玉ちゃんそば』一品だけなので注文は自動的に『玉ちゃんそば』。

 カウンター越しに、調理場はすぐ近く見えます。オーナーの男性とお手伝いのやや高齢の女性が、どこかチグハグな感じで厨房のあちこちを動いているのですが、オーナーらしき男性は、綴じられた伝票の束を手に何か準備作業をしている様子。一方の女性もそばの調理にかかる風でもなく、しばらく「どうなっとるの?」状態でしたが、2分ほどして男性がようやく丼を置いたと思えば、すばやくそこに何かを振り入れています。棚に戻したところでよく見ると、一目でそれとわかる化学調味料の瓶。

まるたまそば てんないの こあがりせき そのあと、麺を湯通しして丼に入れたところで、濃縮スープらしい液体を投入して、ダシなのか湯なのか小さな両手鍋で沸かしたものを上から注ぎました。普段見慣れた手順とは全く逆で、スープの濃度にムラができないのか、茹で麺ゆえ、湯かダシでのばす前に濃縮状態のスープを吸着しないのだろうか・・・?相当投げやり?な作り方を目にしては、おいしく感じるはずはありません。

 で、出されたそばのスープを一口。やはり調味料系の味が浮き出しています。それから麺。大好きな照喜名製麺所の縮れてシコシコの平角麺は素晴らしいのですが、最初の調味料と濃縮スープの味がまとわりついているような気がして、厨房の様子は目にしなければよかったなぁ・・と思いました。

まるたまそば おみせの がいかん トッピングは、小さめの三枚肉厚切り2片とカマボコ2片に刻み青ネギで、これは普通の感じでしたが、三枚肉はもちろんメーカー品です。そこに、ポークとモーウィか大根を炒めた小鉢がついてお値段500円は、そこそこ健闘しているという感じですが、スープと“製造工程”が全体の足を引っ張って、全体としては平均レベルには届かない★2つでした。

所在地:那覇市久米2丁目23-13
定休日:木曜
営業時間:11:00~15:00、18:00~翌1:00
電話:090-1235-4732
お店に関する情報:http://uenoyama29kisei.ti-da.net/e7275286.html

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