Translate

2013年3月29日金曜日

南城市・てぃーらぐわぁ・よもぎそば(中)

てぃーらぐわぁ・よもぎそば(中)■ てぃーらぐわぁ ■

 「よもぎそば(中)」
  530円

 価格の満足度 ★★★★★
 麺の満足度  ★★★★★
 ダシの満足度 ★★★★★
 総合     ★★★★★

 南部方面のそば家はあまり訪問していないので、午後にもう一軒ハシゴを企てて訪れたお店です。『屋宜家』からはいったん国道331号へ抜けて海岸ルートを行くのが通常のところ、レンタカーのカーナビは南城市佐敷への内陸最短ルートをガイドしてくれたので、畑の中をいつの間にやら南城市役所近くへ抜けると、途中、糸数城址に寄り道をしながら右へ左へ何度も曲がって自力ではトレース不能なルートを抜けると佐敷へ下りていました。

てぃーらぐわぁ・外観 佐敷で再び国道331号線へ出るとほどなく「この先右折です」とのご案内。津波古南の信号を曲がって東進するとすぐ、そば幟が立っていました。住宅街にある民家のような目立たないお店で駐車場もよくわからなかったのですが、東隣に何となくそれらしい空き地があったのでとりあえずそこに停め、お店で改めて駐車場を尋ねるつもりで店内に入りました。中の女将さんらしき女性に隣の空き地に駐車してよかったか尋ねると「それでいいですよ。」とのことなので、安心して着席しました。

てぃーらぐわぁ・こだわり額 店内には4人がけ座卓2組と、2人がけテーブルが3つあったので、土間にある2人がけテーブルの壁側の椅子を引こうとしたら椅子が固定されていたので、テーブルの脚に膝をぶつけないよう脚の間に何とか体をねじ入れるように着席。壁には『てぃーらぐわぁーのこだわり』と手書きされた額が掲げられていて、うれしい『こだわり自家製麺使用』の文字。よもぎ麺がウリらしくしかも生麺、加えてアグー豚使用の天然ダシときたら、どうやらそれと知らずに好みのお店に遭遇できたようです。こだわりの額を眺めているうち、久しぶりによもぎ麺が食べたくなって注文は『よもぎそば(中)』。

てぃーらぐわぁ・店内 こだわり額が掛けられた壁の横にレジが置かれたカウンターがあり、千客万来・仙臺四郎さん腕組みポーズの貼紙も久しぶりにお目にかかります。宮城県周辺以外の地ではほとんどお目にかかれない仙臺四郎さんですが、沖縄のそば家さんでは首里の『てぃしらじそば』でも遭遇しました。何だか不思議な感じです。また別の壁には『沖縄タイムス』でお店が紹介された2008年12月26日の切り抜き記事が、小さな額に入って飾られていました。

てぃーらぐわぁ・沖縄タイムスのお店紹介記事切り抜き 生麺なので待ち時間は多少長めでしたが、6~7分後にはたっぷりフーチバーもトッピングされた『よもぎそば』が運ばれてきました。まずはダシを一口。意外なほど薄味ですがダシはしっかりきいたコクのあるもの。塩味がもう少し欲しいと思ってしまうかもしれませんが、ダシのおいしさで食べられる上品でスッキリしたもので満点★5つ。麺は大好きな生麺タイプですから、コシとモチモチッとした粘りがきわめてしっかりしていて粉っぽさもなく、練りこまれたヨモギの香りはほのかに漂いとてもいい食感。麺も文句なしの満点です。

 トッピングは山盛りのフーチバーに刻み卵焼き、カマボコ1片と針ショウガに、小ぶりながら軟骨ソーキも4片載っていて、お値段比でも大満足の内容。軟骨ソーキの味も薄味のダシとケンカしない穏やかな味わいで、軟骨もよく煮込まれ柔らかくなっていました。こんなにうまいそばに遭遇できた幸せを感じながらダシも全部飲み干して完食。幸せな一杯でした。総合も含めてパーフェクトの満点です。南部の隠れた名店は実にうまい!!

てぃーらぐわぁ・メニュー メニューにはゴーヤを練りこんだゴーヤそばも夏限定として載っており、『夏』とはいつからいつまでなのか不明ながら、壁のメニュー札には一枚裏返されているものがあったので、これはきっと『ゴーヤそば』。暖かくて早々と夏日もあった今年の沖縄でも、さすがにこの季節はまだ『夏』ではないようでした。それから、開店時刻から14時までは、そばを注文するとジューシーのおにぎりが一個サービスとしてついてきます。

所在地:南城市佐敷新開1-314
電話:098-947-0429
営業時間:11:30~16:00
定休日:月曜

0 件のコメント: