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2014年1月16日木曜日

那覇市・いしぐふー(新都心公園内店)・あぶりソーキそば

いしぐふー(新都心公園内店)・あぶりソーキそば ■ いしぐふー(新都心公園内店) ■

 「あぶりソーキそば」
 680円

 価格の満足度 ★★★★☆
 麺の満足度  ★★★★★
 ダシの満足度 ★★★★★
 総合     ★★★★☆

 おもろまち・新都心公園の一角に、コンクリート打ちっ放し平屋の「那覇市緑化センター」があるのは、ずいぶん以前からだと思いますが、何年か前に公園を歩いていると、緑化センターのある建物になぜか沖縄そば幟がヒラヒラと風になびいていたのに気づきました。

いしぐふー(新都心公園内店)・外観 何だろうと思って確かめると、無機質な公園管理事務所のような建物に似つかわしくないことに(^^;、かの『いしぐふー』が入っていたではありませんか!その時は、別のそば家を巡った後だったか、それとも営業していなかったのか、とにかく横を通り過ぎましたが、今回、午後の小腹がすいた時間帯に新都心散歩で通りかかったところ、営業しているのを発見。しかも「初代そば王」「殿堂入りそば王」と書かれた日除け暖簾風の大きなシートが窓にかかって、「いしぐふー、ここにあり!」と存在をアピールしていました。

いしぐふー(新都心公園内店)・店内 『いしぐふー』チェーンでは、具志店と、大道にあった(現在は閉店)『いしぐふー わらべ』を訪問したことがあり、訪問済みチェーンの他店はできるだけ避けて新規のお店を探し出す、という方針には反するものの、『そば王と掲げられたら、こりゃ~表敬訪問しないわけにはいくまい・・・』というわけで、すでに夕方の時間帯のお店に入りました。

 平日のこの時間帯、さすがに他のお客さんの姿はなく、夕刻の陽光が射しこむ店内には、忙しい時間帯の緊張が過ぎ去って弛緩した時間が流れていました。テーブルについてメニューを見ていると、「すみません、あぶりソーキそばだけになってしまうんですが・・」と店員さんから声がかかりました。もちろんそれでOKしました。

いしぐふー(新都心公園内店)・「沖縄そば王」のチラシ 『あぶりソーキそば』は数分で運ばれてきました。大きなまかいに澄んだダシ、麺を覆う丸い玉子焼きトッピングは、『いしぐふー』各店に共通のスタイル。待ち時間の間、壁に張り出された「そば家ランキング」の投票結果(もちろん、『いしぐふー』がトップに君臨しているもの)をネタに、話好きな店員さんと訪問した他店の情報交換をしていたので、運んできた一品をテーブルへ置いた店員さん、「どこかで会ったことがあるでしょ。」の一言。もちろん具志店でお目にかかったそのままのスタイルなので「そうですね(^^)」と応じると、「うちのは、具志の店と同じスタイルです。」とのこと。なるほど、まかいの色も、三本脚がついた形も、そういえば同じだったかも。

 麺は自家製オリジナルだそうで、コシが強くツルツル感もある縮れ平角麺の生麺。太さもとてもいい感じです。ダシとの愛称は抜群で一番好みのタイプでしょう。いつもながら『いしぐふー』系の麺は★5つ満点。ダシは豚骨のあっさり系でとても澄んだ感じの外観には気品さえ感じられます。確か「あぐー」のダシだったはずです。加えて、小皿に入った削り節を途中で投入して風味を変え、二度楽しむことができるようになっています。ダシも★5つの満点。薄味なところはさすが本場の沖縄そば。濃い味付けのラーメン店が全盛で、沖縄にもそんなラーメン店がどんどん開店するようになった昨今、塩気を控えてダシ本来の味で勝負する沖縄そばに頑張って欲しいものです。

いしぐふー(新都心公園内店)・店内と厨房の様子 別皿で提供されるあぶりソーキは、やや大きめながら一片だけ。トロトロで香ばしさは最高ですが、やや濃い味付けは、もし麺に載せた普通のスタイルにすると、ダシの上品な薄味を損なってしまう可能性が大きいのでしょう。そういう食べ方ではなく、副食として麺とは別に口へ運ぶ方がいいようです。

 全体としては、完成度が高い軟骨ソーキをもっと食べたいのになあ~・・という、量的物足りなさ(贅沢!)が残ります。オプションでトッピングの軟骨ソーキ増量という選択肢もなく、この物足りなさは総合で★1つ減かもなぁ・・・。以前よりも食い意地が張る年頃になったせいでしょうか? というわけで、総合は軟骨ソーキの量的物足りなさゆえに★4つ(減点する必然性は、何もないのですが)。

いしぐふー(新都心公園内店)・メニュー 気がつけば17時の閉店も近くなり、私の後にも他のお客さんが来ないので、厨房に立つオーナーとも話ができました。オーナーは、公園の反対側にある『けんぱーのすばや』のメンバーズカードを持っていて、よく食べに行くのだとか。タイプが全く違う麺ゆえ客層競合の心配がないのか「ゆいまーる」なのかはわかりませんが。そして食べ歩きをしているなら行ったことがありますかと、ライバル店と認めつつ「そっちの方の近くにあるお店」と指差して別のそば家を薦めてくれました。

 未訪問のお店が近くにあるというので、指差した方角だけを頼りに何とか探し、早めの夕食も兼ねて足を運ぶことにしてお店を出ると、すでに夕陽モードの太陽が西の空で輝いていました。オーナーが指差したのは夕陽が沈む方角とは90度ほど違う北の方のようだったので、とりあえずはそちらに広がる住宅街を目指して歩き始めることにしました。

所在地:那覇市おもろまち3丁目2-1
電話:098-868-5170
営業時間:11:00~17:00
定休日:月曜

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