■ 八重善 ■
「本ソーキそば(大)」
700円
価格の満足度 ★★★☆☆
麺の満足度 ★★★★☆
ダシの満足度 ★★★☆☆
総合 ★★★☆☆
八重岳の桜が咲いて早くも見ごろと聞いて北部まで足を伸ばし五分咲きの桜を眺めた後、そば家が最近また増えた県道84号線沿いでは、老舗?といってもいい『八重善』に立ち寄りました。実は、沖縄在住だった頃には、このお店は来客の車が見当たらないのに他店は混雑している、ということが多かったのですが、近頃は駐車場の車が結構目につくようになりました。新しいお店が近隣に増える中、健闘しているのは何よりです。この日も玄関先まで車が停められ、ちょうど車を出した先客がいたので入ることができたくらいです。
お店は結構広く、翌日から桜祭りが始まる平日ということもあり、観光客よりも地元の皆さんで賑わっていましたが、その地元のお客さんたちの注文を聞いていると、そばより定食類が圧倒的に多いようです。確かに外の看板には「ランチ500円」と書いてあったので、このお手ごろ感を目指して来る方が多いのかもしれません。
それはそれとして、当方の目的は「そば」あるのみ。もちろん卓上のメニューにはそば類もいろいろですが、変わったメニューとして『いかすみそば』がありました。元祖を名乗って一日限定10食。興味をそそられたものの、やっぱり『本ソーキそば』にしました。外に三枚肉、てびち、野菜のほか『天麩羅そば』まであるのですが、なぜか軟骨ソーキのそばはメニューにありません。
数分で運ばれてきた『本ソーキそば(大)』ですが、大としては量がやや少なめかな・・という感じがします。ダシは少し濃い感じがするコクのあるタイプで、カツオの香りもほのかに漂う合わせダシのようでもあり、カツオ節で香りづけをした天然素材の濃縮ダシのような感じもあり?でした。ダシをすすってみると少し口の中に残る感じがあったような。ダシは、ハイレベルな北部のそばに伍して・・というにはやや物足りさがあるものの、それなりにまとまっているので★3つ。
麺は本部の平麺と平角麺の中間くらいで、これぞ平麺というものではないようです。緩やかな縮れが入ってコシはあり、食感は悪くありません。欲を言えばコシの強さがもう少し欲しいところですが、茹で麺系のそばとしては、それなりにいい感じというわれで何とか★4つです。
トッピングは、標準的サイズの本ソーキが3個。骨離れがいまひとつで少し獣肉臭さが伴う部分もありましたが、ダシや麺との相性はいい感じです。ただ、少なめに感じる麺の量も加味した価格比では、本ソーキがちょっと少なめかな~・・・?紅ショウガが別の小皿盛りになっているのはいいですね。あくまでもオプションですから。
全体とてしては、フツーのジョートーという感じ。そば家としてはもっと個性があっていいかなと思ったので、それなら『イカスミそば』を食してみるとよかったかも。総合も標準的な★3つです。
暖簾や箸袋にあしらわれている独特の表情のシーサーや猫?のキャラクターは、なかなか味のある剽軽な表情です。どこかのイラストレーターが描いたのでしょうか、箸袋のキャラクタを見ていてどこかで見たような・・と思ったら、那覇市久茂地のとある居酒屋の看板の鬼(右の画像)に似ている?店員さんも女将さんなど、あんまーが切り回し、観光客よりも地元の皆さんから愛されているお店のようです。
所在地:国頭郡本部町字並里342-1
電話:0980-47-5853
営業時間:11:00~18:30(売り切れ次第終了)
定休日:火曜(火曜が祝祭日の場合、翌日休み)
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2014年1月17日金曜日
国頭郡本部町・八重善・本ソーキそば(大)
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