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2008年3月15日土曜日

【移転】 那覇市・歓会門・歓会そば

歓会門・歓会そば■ 歓会門 ■
 「歓会そば」
  550円

 価格の満足度:★★★★★
 麺の満足度 :★★★★★
 ダシの満足度:★★★★★
 総合    :★★★★★

 那覇市と浦添市の境界にあるお店です。市界は基本的に安謝川なのですが、なぜか「歓会門」のある一帯だけ市界が川筋から外れ、浦添市に向かって那覇市が食い込んでいます。そのためか、区画整理された新都心地区は銘苅*丁目と住居表示されていますが、この一帯だけ「那覇市字銘苅」なのです。

歓会門・外観 ちなみにお店のすぐ前のお宅には、浦添市内間2丁目の住居表示がされ、店へ下る進入路になる20メートルほどの道路への曲がる角もすでに浦添市。新都心の商業施設や飲食店が多い一角とは全く雰囲気が違う住宅地外れの川沿いの、どことなく物寂しい一角にひっそりとあるのが「歓会門」です。

 もっとも、牧志の「沖縄そば博物館」に出店している実力派ゆえ来客は多く、到着した時間帯はお店の前に車が何台も停まっていました。

 ともあれこの市界のお店まで那覇空港近くのアパートから約1時間半歩いて到着すると、最高気温は24度くらいになるので汗びっしょり。そして空腹です。

 入口に券売機が置いてあり、その上に写真入りのメニューが張り出されているので、この後もう一軒回るつもりだったこともありボリューム少なめの「歓会そば」をのチケットを購入して店内へ。どうやらホール係はおとうさん、厨房担当はおかあさん+おにいさん(バイトか従業員か、はたまた息子さんかは不明ですが)という様子です。

 おとうさんらしき方にチケットを手渡すと厨房に注文を伝え、座った席には「飲物はセルフサービスでお願いします」と書いてあったので、レモンの香りがする麦茶をコップに注いでいたおとうさんに申し訳なく、こちらから取りに行きました。おとうさん、接客がどこか板につかない素人っぽい雰囲気でとってもいいです(^^)。

歓会門・野菜サラダ
 いつものように店内を見廻すと、後方のテーブルに生野菜が大皿に盛られていて、どうやらサラダは自由に取っていいようですが、念のためおとうさんに聞いてみると「ご自由にどうぞ(^^)」とのこと。また、サラダだけではなく(缶詰らしき)エンドウ豆なしの「みつまめ」風デザートもあって、こちらも自由に取って食べてもOK。この配慮はうれしい限りです。

 ほどなく「歓会そば」が到着。見た目は普通の「沖縄そば」のようですが、ダシからは香しいカツオの匂いが漂います。そして一口すすると上品な味にサッパリとした酸味も混じる、『本当にカツオだし!』という味がします。もちろんネトッと残ったりするようなものはなく心地好い後味が広がり、とてもキレもいいです。

 麺は自家製麺で、木灰の灰汁をつなぎに使っているそうで、粘りもコシもモチッとした歯ごたえも実にいいです。私としては一番好みのタイプです。

 店内に掲示してある麺打ちの写真の主はおばあさんでしたから、まさにご家族の共同作業でお店をやっているのかもしれません。

歓会門・店内 トッピングは三枚肉2枚とカマボコ2切れ。三枚肉は、まさに自家製の味です。私自身、じっくり時間をかけて三枚肉の料理をすることがあるのですが、ちょうどその仕上がりを思い出すような皮の部分のモチッとした食感や脂身の透明感に赤身のジューシーさがあり、味付けには作為がなくてとってもいい味です。

 価格は、単体とすれば★4つかもしれないのですが、サラダやデザートの太っ腹なサービスで☆1つをカバーして、全項目で文句なしの満点です。

所在地:那覇市字銘苅

追記:2011年9月現在この場所は餃子店に変わっていて、『歓会門』は浦添市当山の米国領事館近くに移転しています。

浦添市・一方通行・一通そば

一方通行・一通そば""■ 一方通行 ■
 「一通そば」
  630円

 価格の満足度:★★★★☆
 麺の満足度 :★★★★★
 ダシの満足度:★★★★★
 総合    :★★★★★

 せっかく浦添市境までギリギリの「歓会門」まで歩いて来たところで、次の一軒を首里方面にするか越境して浦添に突入しようかと迷った末の選択は、ここまで来たら歩いて越境あるのみ・・と、比較的「歓会門」から近いところにあるとチェックしていた、気になる存在の「無化調」のお店「一方通行」まで歩くことにして、「歓会門」を後に浦添高校に向かって坂を上がり、一路北東へ。

一方通行・外観 高校沿いのその道も南西向きへの一方通行なのですが、その先合流した道は東向きへの一方通行。車とは逆に進めるのが歩きの利点で、住居表示を頼りに西へ100メートルほど戻ってお店を探すと、空き地沿いに一方通行の道から10メートルほど入ったところに、「一方通行」のお店のトレードマークの「無化調」の旗と、インパクトのある矢印を『一』の字に見立てた「←方通行」の看板を発見。

 こちらもやはりお店の前に車がたくさん停まっていました。

 入口を入ると正面に券売機が立っています。横には本棚があってコミック誌が並んでいましたが、順番待ち用なのでしょう、窓際に並んだ椅子に、女性が一人ジッと座ったまま、チケットを買うのでもなくのんびりとしています。

 『??』

一方通行・券売機 券売機には定番のメニューのほかに、「一通そば」「二通そば」という変わった品の他、とっさには意味が理解しにくい「ふーちばー手打麺に変更する」とか「白い手打麺に変更する」とか、さらには「本日の手打麺で作る冷し担々麺風」などがあって、考えてながら横の貼り紙を見ると、「本日の手打麺に変更する(24番の食券)はパセリ麺手打麺になっています」と書かれていて、さらに混乱を極めます。

 何が何だかシステムがよくわからないので、1番ボタンの「一通そば」が看板商品だと考えて購入し、店内中央近くのテーブルに着席しました。その「一通そば」とてトッピングがどんなものか不明です。

 しばらく待つと、さあ出て来ました「一通そば」が。おお、トッピングはあまり見たことがない、醤油系の焼き色がついた焼き豚に、浮いているのはホウレンソウか小松菜か。刻みショウガはもちろん無着色で、刻み青ネギもかなりたっぷりです。

一方通行・店内 まずダシを一口。カツオがよく香ってトンコツがプラスされているのでしょう、しかも自然な味で、これはうまい!「島菜」同様に「無化調」はやはりサッパリとして本当に自然なダシの味と香りが伝わり、妙な甘ったるさが残ることなくサラッとキレてくれます。

 麺は少し縮れが入ってツルッ&シコッとした歯ざわりと弾力のある粘りコシの食感で、券売機ボタンに「素そば卵麺」という品があることからすると卵つなぎなかもしれません。とにかく実にいい食感と粘りです。

 トッピングの焼き豚には炙りが入って香ばしく、ダシとケンカしないよう素直な味に仕上がっています。それから青物は食べてみるとホウレンソウでした。三枚肉を味付けで煮込んだ「ラフテー」とサッと茹であげただけの青物は、実に相性がいいと思っているのですが、そばのトッピングの豚肉にもきっと青物が合うはず。

 フーチバだけでなく、ホウレンソウや小松菜、チンゲンサイなどのトッピングへの利用が、もっと広まって欲しいなと思ったのでした。

一方通行・ギャラリーの案内 お値段はやや高めの感じがあるものの、全体としての満足度は高く総合は★5つの満点でした。

 屋号はもちろん、お店への入口になる道路が一方通行であることからつけられたようです。また店内はギャラリー風に壁面を貸して絵の展示などをやっているようで、一面に絵画が飾られていました。

 それにしても、帰り道が遠く感じたこと・・・・。

所在地:浦添市内間4丁目

2008年3月14日金曜日

那覇市・みの家 久茂地店・ソーキそば

みの家 久茂地店・ソーキそば■ みの家 久茂地店 ■
 「ソーキそば」
  650円

 価格の満足度:★★★☆☆
 麺の満足度 :★★★★☆
 ダシの満足度:★★★★☆
 総合    :★★★★☆

 県庁前にあるデパート「りうぼう」の9階にあるレストラン街のお店で、そば探訪を始める以前に何度か訪れたことがありましたが、この1年はすっかりごぶさたしていて久しぶりの訪問です。

みの家 久茂地店・店内 レストラン街といっても、屋上風の屋外フロアの中央にある円形のテナント入居用フロアに入っているため、店内もアーチを描くように湾曲しその形に合わせた内周沿いのテーブルは台形・・という変わった構造です。窓側のテーブルは普通に四角いのですが。

 物価が上がり気味のご時世に久しぶりの訪問ですから、その間にお値段は上がっていて、この「ソーキそば」も1年前に比べると20円のアップでした。もっとも「みの家」では「野菜そば」(当時577円)を食べることが圧倒的に多く、高めの「ソーキそば」にはあまり手を出さなかったのですが、そば探訪を始めてからお値段への抵抗感がすっかり弱くなった気がします(^^;。

 逆に、化学調味料が使われることが多いトッピングの野菜炒めから出る汁がダシの味を変えてしまうことがわかり、野菜そばを今ではむしろできるだけ避けていますが、あの頃は飲み会が多い単身生活ゆえ『栄養バランス』を必要以上に考えて、「野菜」というフレーズにはコロッと参って、「野菜そば」ばかり食べていたのでした。

みの家 久茂地店・外観
 時の流れと変遷をかみしめながら待っているところに、ソーキそばが運ばれてきました。例によってダシをすするとあまり後には残らない、トンコツ+カツオ+コンブ系でスッキリとして味わいあるダシです。但し、僅かに甘いような混じりを感じましたが。

 麺はやや太めの平角麺ですが、モチモチとした感じもコシもあって、好みのタイプ。それに加えてシコッとした感じがある縮れ系の「東雲」や「ポトス」とはちょっと違ったタイプです。

 トッピングは大きめの本ソーキ2個と結びコンブ。ソーキは独特のごく部分的な生臭さは感じました骨離れがよく、味はまずまずでした。お値段としては小さめの本ソーキか軟骨ソーキがもう1つ載っていてもいいかな、と思いました。

 全体としては、麺もダシも「味にこだわり35年」の言葉どおりレベルの高いもので、総合★4つでした。

所在地:那覇市久茂地1丁目・パレットくもじ9階

2008年3月13日木曜日

中頭郡西原町・西原そば 坂田店・軟骨ソーキそば

西原そば 坂田店・軟骨ソーキそば■ 西原そば 坂田店 ■
 「軟骨ソーキそば(大)」
  600円

 価格の満足度:★★★☆☆
 麺の満足度 :★★★☆☆
 ダシの満足度:★★★☆☆
 総合    :★★★☆☆

 首里から北の石嶺に向かう県道をゆくと間もなく那覇市を出て西原町に入り、琉球大学医学部の手前からさらに先へゆく間には何軒かのそば屋さんが道路沿いにありますが、この「西原そば」が最も那覇市寄りにあります。看板には写真入りで自家製麺工場の様子がプリントされていて、その「自家製麺」にひかれての訪問です。

西原そば 坂田店・店内 西原まで首里からモノレールを延長する構想が具体化していることもあって、モノレールを琉大前まで延長しようという看板が道路沿いに建てられ、学生向け風のアパートやマンションが立ち並ぶ一帯から少し離れたY字路の分岐点にお店があるので、結構目立つ存在です。

 一般食堂並みに定食やトンカツなどそば以外のメニューも多く、「そば屋」と呼んでいいものか微妙なところですが、さすがにそばの種類は多く、てびち・三枚肉・ソーキが乗った「西原そば」が名物のようで、文字どおりの看板商品として軒先の看板にも大きくプリントされています。

 見たところこの「西原そば」はものすごいボリュームがありそうで、午後の2杯目としてはいささか重過ぎる予感がしたので、軟骨ソーキそばを注文することにして(それでも大サイズ(^^;ですが。)、いつものように店内を観察すると、こちらでも最近「あぐー」を素材に使ったそばを始めた旨の貼り紙が。

 だとすれば、どこかに証明書が掲げられているはずですが見当たりませんでした。これだけ偽装が社会問題になっている折ですから「あぐー」使用は間違いないのでしょうが、もっと目立つように証明書を掲示した方がよさそうです。

西原そば 坂田店・外観 さて、そばが登場ですがさすがに大のサイズはボリュームがあります。まずダシはカツオがきいているようですが、どこか手が加わった感じで甘いようなものが少々尾を引きます。もうすこし切れ味が欲しいかな。

 麺はストレート系の角麺で、確かに自家製麺ですからあまり食べたことがないタイプでしたが、ツルツルとした感じがあるものの、どこかモソッとした感じの食感が伴って粘りやコシの強さでは、『自家製麺』というイメージからはやや物足りなさがありました。

 トッピングの軟骨ソーキもこのお値段としてはやや少ないようで、全体としてもう少しトロッとした感じが出るくらいに煮込まれていたらいいなと思いました。まだ少し固めです。

 そのようなわけで、総合は★3つの平均的なところになりました。

所在地:中頭郡西原町棚原

浦添市・高江洲そば・ソーキそば(中)

■ 高江洲そば ■
 「ソーキそば(中)」
  650円

 価格の満足度:★★★★★
 麺の満足度 :★★★★★
 ダシの満足度:★★★★★
 総合    :★★★★★

 日曜が定休日なのでいつか土曜に訪問・・と思っていた「高江洲そば」ですが、歩いて往復するには遠過ぎるので先送りにしていたのですが、運良く平日に足を運ぶ機会ができたので訪問してみました。

高江洲そば・外観 いろいろなクチコミサイトの評判で絶大な支持を集めるそば屋で、「山原そば」が北山の雄とすれば「高江洲そば」は中山の雄と言えるくらいの人気店ですから、ぜひ一度はこの舌で確認したいという願望がようやくかなったわけですが、お店は少々わかりにくい場所にありました。

 先週末の「島菜」の帰りに足を伸ばし、市境を越えて浦添市まで歩いたパイプライン通りをさらに先へ進んで、少し路地に入った場所にあることはわかっているのですが、目印になる看板などが沿道には全く出ていなかったので、住居表示だけを頼りにあちこち迷いながらようやく探し出すことができました。

高江洲そば・近隣駐車場の看板 探し出せたのは、パイプライン通りに面したゲタ履き住宅の駐車場に「高江洲そば駐車場」の表示が出ていたおかげだったのですが、その場所から曲がった路地にも高江洲そばの駐車場があちこちに。逆に、同じ路地にある契約駐車場の「無断駐車お断り」看板には、わざわざ『高江洲そばの駐車場ではありません』と書かれているくらいですから、無断で車を停めるお客さんがかつては相当多かったのでしょう。

 その駐車場に車を停めて歩いてゆく人、逆に向こうから歩いてくる人の流れを辿ってゆくと、ごく自然に「高江洲そば」の前に到着しましたが、お店の前にも路上駐車の列です(^^;。お店自体は実に地味で目立たない、ごく普通の食堂というたたずまいなのですが、周囲に異様な熱気かオーラが漂うのは「山原そば」「きしもと食堂」と共通した感じです。お昼時なので相当の混雑を覚悟してお店に入りました。

高江洲そば・店内 案の定、4つあったテーブルの席も、同じく4つあった座卓席もほぼ人で埋まっていたのですが、実にタイミングよく2人がけテーブルだけが空いていたので待つことなく注文モードに入ることができ、定番メニューの他に「中味そば」「豆腐そば」もありましたが、そばの王道「ソーキそば」の中サイズを注文しました。

 目の前の厨房から運び出されてゆくそばを見ると、盛りが良さそうなうえ『具だくさん』という感じで、おのずと期待は膨らみます。そして、いよいよソーキそばが到着しました。

 まず熱々のダシをすすると、コッテリとした感じのトンコツ+鶏ガラ+コンブがベースの塩味で、絶妙のバランスです。鶏ガラが入るダシは脂っこいにおいが私は気になることが多いのに、こちらのダシはにおいがしっかり抑えられてクセのない澄んだ味に仕上がっています。もちろん後に残る感じはありません。

 強いていえば、やはり鶏ガラ由来らしき油っこさが少し尾を引く感じがありました。しかし人工的な調味料の残りとは違ってベタつく感じがない自然なものです。どことなく名護「八重食堂」のヤカン入りダシの味も思い出させてくれました。

 麺はやや縮れが入る平角麺で、しっかりした歯ざわりとコシに粘りもあって、「東雲」で満点をつけた麺の食感によく似ていました。こちらの麺もとてもいいです。

 圧巻はトッピングです。「ソーキそば」として本ソーキ2個に軟骨までトロトロの軟骨ソーキが3個、細切りの卵に結びコンブが2つで、このお値段としてはボリューム感たっぷりです。そしてソーキの味付けもダシとケンカしないよう塩ベースのいい味に仕上げられていて、ダシにも麺にも実によく調和しています。

 食後の満足感は、実に久しぶりに味わうものでした。総合も含めて全項目とも満点の★5つです。

所在地:浦添市伊祖3丁目

2008年3月12日水曜日

那覇市・千日・沖縄そば

千日・沖縄そば■ 千日 ■
 「沖縄そば」
  400円

 価格の満足度:★★★★☆
 麺の満足度 :★★★☆☆
 ダシの満足度:★★★☆☆
 総合    :★★★☆☆

 行き尽くしたはずのエリアでの再発見そば、3軒目は「千日」です。このお店があるのは若狭大通りと久米大通りの交差点にある西武門(にしんじょう)交番の、久米大通り側の隣なのですが、この場所はいつもシャッターが降りているイメージしかなく、しかも交番と反対側の2軒隣には「玉那覇ウシ商店」があって、訪問した時には気づいて当然の場所なのですが、玉那覇ウシ商店を訪問した時ばかりではなく、それ以降もこの道を何度も歩いていながら気づかなかったのでした。

千日・店内 それもそのはず、看板には「お食事と喫茶の店」と書かれているだけですし、店頭にそばの幟が立つわけでもなし。ごく控えめなA3版ほどの「沖縄そば」のポスターが窓に貼られているだけでした。また、入口の横は今川焼きを作って売るカウンターになっていて、どう見てもそばがありそうな雰囲気ではないのです。

 ところがつい先日、その控えめポスターが目に止まったわけです。

 お店に入ってみると、カウンターに赤と水色で染め抜かれた「氷」の旗?が何本も下がって、え、夏でもないのに?という感じなのですが、メニューを見ると「かき氷」と「ぜんざい」を専門にしているいわば甘味処のお店ですから年中「氷菓」を扱っているのでしょう。年中半袖で過ごせる沖縄ならでは、かもしれません。

千日・店内 このお店、知る人ぞ知る存在のようで、壁には新聞で紹介された記事が大きくコピーされて貼り出され、その周辺にはサイン入りの色紙が置いてあったりするくらいで、記事を立ち読みしてみると、このぜんざいを目当てに沖縄に来る方がいるような感じでした。

 ちなみに「ぜんざい」といっても、甘く煮込んだ金時豆に白玉を混ぜ、その上に大量のかき氷を盛り付けるのが沖縄では標準の「ぜんざい」。大和風のぜんざいは「ホットぜんざい」と書かれていない限り出てきませんが、さすがは千日さん、ちゃんと壁には「ホットぜんざい」のメニュー札も貼られていました。

千日・前金払い表示
 セルフサービスのお店なので、カウンターに出されたそばを取りに行ったところで代金を支払うシステムです。店内には「お会計は前金でお願いします」という貼り紙も出されています。唯一のそばメニューの「沖縄そば」を丁寧に作ってくれている様子をカウンター越しに眺めていましたが、ほどなく出来上がりそうになったので、声がかかる前にこちらから受取に出向きました。

 テーブルの運んでさっそくダシを一口。ほどよい濃さのあっさり系でクセが少なく、後に残る感じもありませんが、味はやや単調な無難なもの。何かもう少し深さが欲しいと思います。

千日・外観 麺は平角麺でややモソつく感じがありますが、そばが専門のお店ではありませんから、まずは標準的・・・というところでしょうか。トッピングは三枚肉と赤身肉、カマボコが一枚ずつで、三枚肉は赤身の部分がやや硬め。味はいいのですが赤身肉も硬めでした。

 総じて言えばうまくまとまった味になっていますが、あと少しキャラクタが欲しいので★3つ。ただ、お値段の400円は物価高騰の折りとしては、健闘しているのではないでしょうか。

所在地:那覇市久米1丁目

2008年3月11日火曜日

那覇市・東雲・ソーキそば

沖縄食堂東雲・ソーキそば■ 東雲 ■
 「ソーキそば」
  650円

 価格の満足度:★★★☆☆
 麺の満足度 :★★★★★
 ダシの満足度:★★☆☆☆
 総合    :★★★☆☆

 那覇中心街の食堂・喫茶店は消長が激しいようで、あるエリアを何度もしらみつぶしに歩き「沖縄そば」を食べられる店を訪問し尽くしたと思って油断していると、しばらく別のエリアに足を向けているうちに、新規開店や業態変更で「沖縄そば」を提供するお店が忽然と現れていて、油断できたものじゃありません(^^;。

沖縄食堂東雲・外観
 この西町から東町界隈は、もう完全に制覇したと思っていたのですが、半月ほど前に安謝方面からの帰り道に、国道58号線沿いに並行して前島~松山~久米を抜けてみたら、まだ訪問していない店を3軒も発見してしまい(^^;、前日の「ジョークマン」もそうだったのですが、もう1軒、東町のKDDIがあるビル裏の「沖縄食堂東雲」を訪問しました。

 訪問してみると、最近の開店といった感じではなく、しばらく以前から営業していたような感じです。何度かここも歩いていたはずなんだけどなぁ・・・??

東雲・メニュー札 こちらも前日の「ジョークマン」に続いて、入口付近には週刊誌とコミック誌が並んで、「コミック食堂」といった感じですが、エントランスを通り過ぎれば、壁に貼られたメニュー札が並らぶ典型的な一般食堂でした。

 沖縄そばに、A:魚フライ+ライス、B:刺身+ライス、C:ポーク卵+ライス がついた「沖縄そばセット」と「ソーキそば」単品が同じ値段でちょっと迷ったんですが、あくまでも「そば」単品にこだわって「ソーキそば」を注文しました。

沖縄食堂東雲・ドリンクサービス 待つ間に店内を見廻すと、アイスティーとアイスコーヒーがセルフで無料サービスらしく、水差しに入ってカウンターに置かれていました。テーブルにも水差しがありましたが、コップに注ぐとさんぴん茶のようです。


 さて「沖縄そば」が到着。いつものようにダシをすすると業務用のダシのようですが、後まで口の中に残る味はそれほど気になりません。但しちょっと塩分がきつめのようで、これだとダシは★一つマイナスかなぁ・・。

 ところが麺はびっくり!少し縮れも入る平角麺はいつもながら一般食堂の定番なのですが、「沖縄食堂東雲」さんのは硬めに打ってもらっているのか、状態が良かったのかはわからないものの、しっかりとした歯ざわりとシコシコした強めのコシも感じて、麺は硬め派の私としては感激しちゃいました。

沖縄食堂東雲・店内 どこの製麺所の麺かは不明ですが(照喜名?宮城?あるいは亀濱??)、一般食堂系に多い平角麺としてはモソモソ感が全くなくてベストじゃないでしょうか。いつも麺がこの状態だったらうれしいですね~。ちょっとおまけですが麺は満点!

 トッピングのソーキもやや味付けは濃いめに感じましたが、ダシの影響かもしれず気のせいでしょう。骨離れはよかったですが僅かに油臭さを感じました。

 ちょっとアンバランスな評価なりましたが、ダシの塩きつめがなかったら総合★4つでもおかしくないそばだと思います。

所在地:那覇市東町

2008年3月10日月曜日

那覇市・ジョークマン・沖縄そば

ジョークマン・沖縄そば■ ジョークマン ■
 「沖縄そば」
  500円

 価格の満足度:★★★☆☆
 麺の満足度 :★★★☆☆
 ダシの満足度:★★☆☆☆
 総合    :★★☆☆☆

 限られた時間しかない昼休みのそば探訪を続けていると、思いがけないアクシデントに遭遇してしまうことがあるものですが、きょうはまさにそんな日でした。

 そもそも、外出した12時過ぎ頃からパラパラと雨が当たり始めて、片道1.5キロのお店を目指して歩き始めた出鼻を挫かれつつ、雨があまり強まらないので傘なしで強行したところ、着いてみれば目的の店は定休日?だったのか、先週は3回横を通って毎日ドアが開け放たれていたのに、きょうはドアが閉まって鍵がかかっていたのでした。

ジョークマン・外観 やむなく国道58号線沿いの第2候補のお店に回ったのが12時25分過ぎ。しかし、店内には注文待ちのお客さんが10人近くいて、厨房を切り回しているおかあさん二人は、持ち帰り弁当のチャンプルーを作っているだけで、5分ほど様子を見ていた間に店内のお客さんへの注文メニューは、全く運ばれないまま。

 しびれを切らして注文キャンセルで店を飛び出したのが12時半過ぎ。どうしよっか・・・ふと思い出したのは、閉まっていた第1目標の店へ向かう道沿いにあった「漫画喫茶」。サンプルのケースの中に「沖縄そば」があったのを確認して、ここは後回し・・・と思っていたところに急遽お鉢が回って来たので、100メートルほど走って駆け込みました!

 そこで目に飛び込んできたのは、昔風のビニール(レザーとか言ったっけなぁ・・)張りでボックス席風の椅子と、テーブルを兼ねたゲーム機と、壁にびっしりのコミック本に、食べ終えたランチボックスを置いたままコミックを読みふけってビニール張り椅子で妙にくつろいでいるネクタイ姿の若い男たち。

ジョークマン・店内 瞬時『撤退か・・』と思ったものの、かろうじて空いていた座りにくいカウンター席で「沖縄そば」を注文したのでした。

 バイト風の店番の男性と女性は、携帯メールをしきりに気にしつつおしゃべりに興じて、お客さんがドアを開けて入ってきても機械的に「ぃらっしゃいませぇ」と無表情に口にするだけ。いや~な予感がしたのでした。

 それでも「沖縄そば」が出て来ました(^^;が、トッピングの紅ショウガと刻み葉ネギを見た瞬間に戦意喪失。いかにも『やっつけ仕事』で作っているように見えてしまうのでした。お客さんにおいしく食事を提供してあげようという意志が、どこにも感じられないのです。

 ただ、麺は割合にコシを感じる角麺で、それなりのメーカー品を使っているのだと思います。一方のダシは比較的完成度が高い既製品なのでしょうか、口にベタつくものはほとんどないものの、最後に粉末カツオもどき?のザラザラした舌触りがあってピュアな透明感がなく、何かの甘いような感覚が残るのです。

 ランチのトンカツ定食を食べている方が多く、大きなランチボックスに食後のドリンクまでついて、同じ500円。

 こちらのお店も、お昼のランチがオススメでしょう。

 接客に課題が残らなければ★3つでもいいのかもしれませんが、減点は減点として総合は★2つ~気持は★1.5個。

所在地:那覇市松山2丁目

2008年3月9日日曜日

名護市・ブラジル食堂・ソーキそば

ブラジル食堂・ソーキそば■ ブラジル食堂 ■
 「ソーキそば(小)」
  500円

 価格の満足度:★★★★☆
 麺の満足度 :★★★☆☆
 ダシの満足度:★★★☆☆
 総合    :★★★☆☆

 名護市にあるちょっと変わった食堂が「ブラジル食堂」。ウワサに聞いていたその店を訪問して、最初に笑ってしまったのはお店の外壁やメニューの表紙に描かれた、ブラジル国旗風のお店のマーク。

ブラジル食堂・ロゴ 本来のブラジル国旗の中央には確か丸くて青い星空が配置されていたはずなのですが、このお店のロゴマークは、丸い物体が三枚肉そばになっています(^^;。なんという大胆な構図でしょう。ブラジルとの外交問題にはならないでしょうが、むしろラテンのおおらかさで、かえって笑い飛ばされるかな(^^)

ブラジル食堂・ユニフォーム どんなお店かと期待して入ると、あのサッカーの神様と呼ばれた、ペレ直筆のサイン入りユニフォームや、ロベルト・カルロスのサイン入りユニフォームが飾られていて、壁の木札メニューには「そば」と並んで「フェィジョアーダ」と「ポルコ・アッサード」が並んでいるという、すごい?お店です。

 もちろんコーヒーもありますが、メニューのアイスコーヒーには、「ブラジルにはアイスコーヒーはありません」とわざわざ注釈が書かれていたりするのです。

ブラジル食堂・店内 なんかすごそう・・・・と思いながらも、ソーキそばを注文してみました。

 すぐに出てきたソーキそば、麺はやや太めの平角麺で名護の平麺ではありませんでした。どこか「山原そば」の麺に似ていますが、粘りが少々足りない感じがします。もう少しプリプリというかシコシコ感があればいいと思うのですが、平均的なところでしょうか。

ブラジル食堂・外観 ダシはトンコツ+カツオ+鶏ガラでしょうか、塩味ベースながら鶏独特の感覚がやはり後に残るようで、いまひとつスッキリとキレる感じがないのでした。

 トッピングは本ソーキ。本体のそばが小サイズにもかかわらず、若干小さめながら3片乗っていて、お値段からすれば妥当以上の感じを受けました。

 食後、何だかフェィジョアーダを食べたくなってしまったのでした。食べませんでしたが・・・。

所在地:名護市宇茂佐